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気泡

提供:ゴムペディア
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スポンジは、ゴムに発泡剤を配合して、発泡剤の熱分解により生ずるガス(ビールの泡を想像したらよいかと思います。)によってゴムを多孔性の構造にしたものです。気泡構造の単位を「セル」といいます。各セルが完全に独立しているものを単独気泡(独立気泡)型、セルが隣接するセルと「部屋」が連続しているものを連続気泡型といいます。

単独気泡(独立気泡)

単独気泡

単独気泡(独立気泡)型は吸水性が極めて小さく、衝撃吸収性、加工性、浮揚性にすぐれています。ちょっと写真が小さいですが「セル」がつながっていないので、空気や水を通しません。ポリエチレンフォーム(スポンジ)は基本的に単独気泡です。

<用途> ビート板、ガスケットやクッション材

連続気泡

連続気泡

連続気泡型は吸水性、通気性、吸音性にすぐれています。左の写真で下のものが良くわかるかと思います。ここまで「泡」(セル)が大きくなるとこのような感じになります。「セル」がつながっているので、空気や水を通します。ウレタンフォーム(スポンジ)は連続気泡です。

<用途> 台所用スポンジ、クッション材やろ過材など