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フッ素ゴム

提供:ゴムペディア
2007年4月12日 (木) 11:59時点におけるKogure (トーク | 投稿記録)による版
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英語

fluoro rubber

解説

フッ素ゴムは、フッ素原子をもつ特異な性質を利用したゴムであり、ポリマーの骨格によって、フッ化ビニリデン系ゴムとテトラフルオロエチレン・プロピレン共重合体、フルオロシリコーンゴム、フルオロホスファセンゴムなどがあり、フッ化ビニリデン系が最も一般的です。

フッ化ビニリデン系フッ素ゴムは、1950年代にデュポン社により開発された高性能ゴムで、乳化重合によって作られます。

フッ素ゴムは、耐熱性耐油性耐侯性及び耐薬品性が他のゴムに比べて著しく優れており、200℃の高温でもほとんど劣化しません。そのため、約1万円/kgもする高価な材料にもかかわらず、自動車工業、化学工業、機械工業などで欠かせない素材となってきており、日本で約1500トンが使用されるようになっています。