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ゴム

提供:ゴムペディア
2007年4月10日 (火) 11:42時点におけるKogure (トーク | 投稿記録)による版
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英語

rubber

解説

私たちが使用している工業用ゴムは、皆さんがご存知の観葉植物と同類のゴムの木から採られた生ゴムとは、随分異なっています。自然の生ゴムでは、強度、耐久性、適応性などに問題があるため、一般的に使用されているのは、人工的に製造されたものか、生ゴムに人工的な処置を施したものです。ただゴムの原点は、ゴムの木から採られた樹液を水で薄め(ラテックスといいます)、その天日干しや機械的に水分を飛ばしたものを生ゴムといい、それが原材料となっているという点は重要な事実です。

ゴムの品質向上

生ゴムに硫黄を混ぜて加硫する方法が発見されて、ゴムの物性は飛躍的に上昇しました。硫黄とゴムの分子が化学反応して強固に結びつくことを架橋といいます。その他にもカーボン(補強性充てん剤)、老化防止剤、可塑剤、加硫促進剤等がブレンドされており、今日の工業用ゴムの基本が出来上がりました。

工業ゴムの種類

今日の工業用ゴムの代表的なものをあげると、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、二トリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、ハイパロン、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴムなどがあります。ごれらのゴムの一般的物性は別記します。