掲載している情報に関しては、その完全性、正確性、適用性、有用性等いかなる保証も行なっておりません。ご利用に際しては、自己の責任において判断くださいますようお願いします。

天然ゴム

提供:ゴムペディア
2007年4月12日 (木) 08:43時点におけるKogure (トーク | 投稿記録)による版 (→‎解説)
ナビゲーションに移動 検索に移動

英語

natural rubber

解説

天然ゴムはそもそも自然のゴムの木からの由来ですが、その構造がイソプレンであることがつきとめられ、今日ではイソプレンを化学的に製造することができるようになり、天然ゴムが人工的な、つまり合成天然というくくり方が存在するようになり、妙な称号になっています。つまり、天然の天然ゴムと合成の天然ゴムです。例えば、ビタミンCでもレモンから抽出された自然由来のそれと、化学薬品のビタミンCもあり、各々は分子式では同じであるというのと似ています。ただ、加工用ゴム板として流通している天然ゴムは天然の天然ゴムではなく、合成の天然ゴムであり、しかも、リサイクルゴムが多く混入されている価格の安い並ゴムが使われている場合の多いのが実情です。

特徴

本来天然ゴムは耐摩耗性、機械的強度などが優れていますが、耐候性がなく、クラック(ひび割れ)が生じます。輪ゴムなどで経験がおありだと思いますが、古くなるとプチプチ組織が切れていきます。また、飴ゴムという輪ゴムによく似たゴム板もありますが、こちらは天然ベースのゴムです。伸びがよいのが特徴です。